ホーム(トップに戻る)/home ラジオ「キディ・ガーランド」GTO喫茶室「タッチ&ゴー!」
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2010.4.8
「キディ・ガーランド」最終回アフレコインタビュー掲載!

視聴者の皆さん、『キディ・ガーランド』最終話はお楽しみいただけましたでしょうか?
3月某日、都内のスタジオにて『キディ・ガーランド』最終話の収録が終わった直後、主要キャストの方々にコメントをいただきました。以下にそのコメントを紹介致します。
(キディ・ガーランド秘話満載ですのでこのインタビューは最終回を見た後に是非お読みください。)



◎イヴェール役 水橋かおりさん
●Q1 最終話を終え、ご自身のキャラクターについての感想をお願いします。
なんとか無事にここまでやってくることができました。私が演じたイヴェールは大人っぽい女性でしたが、普段私があまりやらないタイプのキャラクターなんですよ。ですからいろんな方に助言をいただきましたが、自分なりに頑張れたかなと思います。今後こういう役も増やしていきたいので、いいきっかけになりました。
●Q2 お気に入りのシーン、印象的に残ったシーンはどこですか?
アスクール、ク・フィーユ、ディアというメインの女の子3人が、仲良くいろんな所に行ったりいろんな事をやったりしているのが印象に残っています。特に13話で、女の子だけのリゾート惑星に行っていたのが羨ましかったです(笑)。局長も行きたかったな(笑)。
●Q3 収録中の逸話や、最後まで見てくださった視聴者の方へのメッセージをお聴かせください。
私は前作の『キディ・グレイド』にも出演させていただきましたが、前作でも今作でも毎週お菓子がたくさんある現場で、楽しく美味しく収録できました(笑)。差し入れしてくださる、脚本家のきむらひでふみさんにはお世話になりました(笑)。あと私は主役の女の子たちに感心しました。最近の子は凄いですね、物凄く柔軟だし、キャラクターを掴むのが早いし、私も負けていられないと思いました。それにとてもかわいくて、一緒に仕事ができて嬉しかったです(笑)。

◎ゾマ役 瀧澤樹さん
●Q1 最終話を終え、ご自身のキャラクターについての感想をお願いします。
たった今、最終話の収録が終わりましたが、ゾマは最終話までゾマでした(笑)。そのあたりを楽しんでいただけたらと思います。
●Q2 お気に入りのシーン、印象的に残ったシーンはどこですか?
僕のお気に入りは、何かと物議を醸した第6話です(笑)。とても大好きな話で、色々考えプランを練って演じさせていただきました。ラジオを聞いている方はご存じかと思いますが、その現場で僕に“ハム”というあだ名までつけていただいたので(アフレコのテスト時、キスシーンで「はむっ」という擬音を立てたため)、とても印象に残っています(笑)。
●Q3 収録中の逸話や、最後まで見てくださった視聴者の方へのメッセージをお聴かせください。
逸話としてはまた6話の話になりますが、テスト時にあまりにも僕がエロくやり過ぎて、監督から「瀧澤君、70%OFFで」と言われたことが逸話かもしれません(笑)。
このアニメは、キャラクターもキャストさんも含め、とても素敵な出会いが多かった作品です。そのため嬉しくもあり楽しくもあり、収録が終わって寂しくもあり、いろんな想いを感じています。この先何年経ってもこのアニメは記憶に残ると思いますので、色々な方に勧めていただいたり、見返していただけたりしたら幸いです。

◎ミ・ヌゥルーズ役 白石稔さん
●Q1 最終話を終え、ご自身のキャラクターについての感想をお願いします。
自分としては初めて“そっち系”の役をやらせていただいたんですが、この24回を通してより女らしい、女の人が見ても素敵な女性像が描けていたらいいかなと思います(笑)。しかしまさか最終回でミ・ヌゥルーズがあんな形態になっているとは思いもよらず、しかも「また戻ったんかい!」となっているので、僕自身オンエアで見るのを楽しみにしています(笑)。
●Q2 お気に入りのシーン、印象的に残ったシーンはどこですか?
印象に残っているシーンは色々ありますが、自分のシーンですとミ・ヌゥルーズが男に戻ったシーンですね。あと僕は、若本規夫さんの演じられているシュウと、アスクール、ク・フィーユたちが出会うシーンが好きです。『キディ・ガーランド』は『キディ・グレイド』の続編として作られつつも、前作とは別のテイストの作品として始まりましたが、あのシュウとの会話の場面で、前作やエクレールたちとの繋がりがはっきりと現れたので、印象に残っています。
●Q3 収録中の逸話や、最後まで見てくださった視聴者の方へのメッセージをお聴かせください。
僕はこの作品で、脚本会議などを何度か見学させていただいたんですが、1本のアニメを作るのがどれくらい大変か思い知り、勉強になりました。色々な人の情熱がこもって長い期間をかけてアニメが作られるというのを改めて痛感しました。また、自分も見ていた『キディ・グレイド』の続編に参加することができて嬉しく思っております。
この作品のテーマは「大事な人に対する思いは宇宙をも動かす」ということだと思うんですけど、皆さんも「自分よりも大事に思えるパートナーと出会いたい」「愛って素晴らしい」と思いつつこの作品を見ていただければと、本気で真面目に思っています。かわいい女の子も出てくる作品ですが、“オメス”であるミ・ヌゥルーズも応援してください(笑)。短い間でしたが、見ていただいてありがとうございました。

◎ガクトエル役 日野聡さん
●Q1 最終話を終え、ご自身のキャラクターについての感想をお願いします。
無事に最終回を迎えることができました。僕は物語の途中からの参加だったんですがとても楽しい現場で、ガクトエルが妹への愛情をたっぷり注いでいる姿を、キャストの皆さんがほくそ笑みつつ見てくれているのが凄く楽しかったです(笑)。現場ではよく「変態兄貴」とか言われていますが、変態ではありません、「愛情」です(笑)。
●Q2 お気に入りのシーン、印象的に残ったシーンはどこですか?
最終話に近づくにつれて、ガクトエルがなぜこの銀河系を滅ぼそうとしているのかなどが徐々に明らかになってくるので、そのあたりをじっくり見ていただければガクトエルの気持ちが理解していただけるのではないかと思っています。ですから、できればぜひ後半を全体的に見返してほしいですね。
●Q3 収録中の逸話や、最後まで見てくださった視聴者の方へのメッセージをお聴かせください。
よい子の皆さん、ガクトエルです(笑)。前作の『キディ・グレイド』が放送されたのが7年くらい前になる歴史のある作品ですが、まさか今回自分が前作に続く『キディ・ガーランド』で大事なポジションの役で参加させていただけるとは思っておらず、素敵な時間を過ごさせていただきました。僕の深い愛情を込めたガクトエルという役を追求していけたかなと思っています。

◎ディア役 高橋夢波さん
●Q1 最終話を終え、ご自身のキャラクターについての感想をお願いします。
ディアはお話の途中からの登場だったんですが、私は第1話の収録の時から見学させていただきました。そのため「24回スタジオに通ったんだなぁ」と思ったら多いようで、半年間は短かったです。自分のキャラクターを含め、いろんなキャラクターを好きになっていったので、本当にあっという間でした。キャラクターが成長するのと同時に自分も成長させていただいた気がしていて、本当にこの現場に来られて良かったです。
●Q2 お気に入りのシーン、印象的に残ったシーンはどこですか?
印象に残っているのは10話です。トリクシーさんとトロワジェインさんが亡くなって、アスクール、ク・フィーユが落ち込んでいるときに、ディアが2人を守る、ESメンバーになると言ったシーンですね。そのわりには敵に向かってすぐやられてしまったんですが(笑)、ディアも私も頑張ったシーンで「みんなを助けたい、やさしい平和な世界になってほしい」というディアの気持ちが一番出た場面だと思うので、とても心に残っています。
●Q3 収録中の逸話や、最後まで見てくださった視聴者の方へのメッセージをお聴かせください。
私はGTOのディアだから、Gソサエティの人たちは敵になってしまうんですけど、Gソサエティのリュビスさんやトーチさん、シェイドさん、ガクトエルさんなども大好きで、みんなが大切な想いを持って戦っているお話だと思いますので、注目してください。私は本当にすべてのキャラクターが大好きです!


◎最後に、すべての収録を終えて涙の止まらない、主役のお二方のコメントです!
アスクール役 内田彩さん
ク・フィーユ役 合田彩さん

●Q1 最終話を終え、ご自身のキャラクターについての感想をお願いします。

内田 最終話を今録り終わったんですけど、まだ落ち着かないです。「終わっちゃったんだ」という感じで……(涙)。
合田 また泣くからやめてー!(涙)
内田 無事に終わって嬉しいという気持ちもあるんですけど、「終わっちゃうの嫌だなあ」という気持ちの方が強いです。それに最終話ということもあってアスクールにいろんな感情の起伏があり、最初に台本を読み始めたときから涙が止まらず、「ちゃんと収録できるかな、アスクールをしっかり演じて表現してあげられるかな」と不安でした。実際に収録中も、涙を流すシーンで涙ぐんで鼻声になってしまって大変で、アスクールに申し訳ないくらいで……。
合田 えー! そんなこと言わないでー!
内田 今は終わったばかりなので客観的に見られず、そういう気持ちも残っています。ごーでぃ(合田さん)は?
合田 やはり最終回なので、収録中も寂しい気持ちがあったんですが、収録が全部終わった瞬間に「お疲れ様でした」と言われると、「いや! 『お疲れ様』なんて言わないでー!」と一気に感情がこみ上げて来ちゃって(涙)。
内田 そう、お疲れしたくないー!(涙)
合田 他の方の収録が終わったあとも居残りさせていただいて、収録はやりきることができたと思いますが、まだ終わりたくない……もう、うっちー(内田さん)が泣くから私までつられるんだよー!(涙)
内田 知るかよー!(涙)
合田 最終回、ほぼ全キャラ集合して、たくさんの人でスタジオがいっぱいになっての収録になったのが嬉しかったです。
内田 でも今日はそのせいもあってか、すごく緊張しちゃって、声がカラカラになっちゃいました。アスクールとク・フィーユとディアって共通点があるとすれば、普通の家庭で育っていないとか記憶がないとかで、家族の愛情を知らないことなんですよね。でもアスクールは記憶が戻ったとき、お父さんもお母さんも大好きなお兄ちゃんもいたことを思い出し、けれどもお兄ちゃんが先輩の仇だったため凄く悩んだと思うんです。ですが最後はお兄ちゃんと妹の関係に戻れて幸せだったんじゃないかな。アスクールは、最後はガクトエルと一緒にいることを選ぶんだけど、私もそうなってほしいなと思っていたので嬉しかったです。それと最後にいつもの明るいアスクールに戻って「ぽっきゅ〜ん☆」が言えて良かったです(笑)。
合田 最終話に至るまで、ク・フィーユはアスクールと敵同士になる展開もありましたが、最終話では2人で力を合わせ、どんなに成長しても2人一緒でいつまでも変わらないと思うと、パートナーっていいなあ!(笑)
内田 今まではアスクールが「ク・フィーユを迎えに行く」と頑張っていたんですけど、最後はク・フィーユが「迎えに来るって言ったでしょ?」とアスクールの元に来てくれて、嬉しかったです。
合田 お互いが大切な存在だったというのを改めて感じました。
内田 2人で宇宙空間を漂っていてもいいやと(笑)。それなのにミヌさん邪魔しやがって(涙笑)。
合田 本当にミ・ヌゥルーズさん、美味しいところ持っていっちゃってー(涙笑)。
内田 でもやっぱり幸せでした。

●Q2 お気に入りのシーン、印象的に残ったシーンはどこですか?

合田 たくさんあるんですよねぇ〜。
内田 いっぱいあるなぁ、どうしよう。私はそれぞれの思いが詰まっているいろんなキスシーンが好きです。例えばアスクールとガクトエルがキスするところなど綺麗に描かれていて、他にもアスクールとク・フィーユがキスして記憶を取り戻すシーンなども凄く好きです。白雪姫の劇中劇でアスクール王子のキスでク・フィーユ姫が目覚めるシーンと重なっているところとか。でも最終回収録直後だからというのもあるかもしれないですが、今はやっぱりお兄ちゃんとの「ずっと一緒にいるよ」と最後まで2人で一緒にいるシーンが印象に残っています。他にもいっぱい印象的なシーンがあるんですよねえ。
合田 うん。あとはネタ的なものだと、5話でタマが初めて出てきたときが凄く印象に残っています。ク・フィーユが、アスクールとはぐれてひとりになったとき、凄く怖がって「ぎゃー!」と言っているところをみると、やっぱりク・フィーユって7歳の子供なんだなと思いました。それに「こういうところでアスクールがアホなことを言っていたら和むんだろうな」と考えると(笑)、アスクールの存在は大切だと改めて実感できるシーンでした。
内田 あと1話の、ブルマをパンツごと脱いでしまってノーパンで戦うエピソードはアスクールの象徴だと思っています(笑)。お話が後半シリアスになっていく中、アスクールもだんだんシリアスになってキャラが崩れてしまわないかなと思ったときは、1話のアスクールを思い出しながら演じていました。

●Q3 収録中の逸話や、最後まで見てくださった視聴者の方へのメッセージをお聴かせください。

内田 特にごーでぃはアニメの収録自体が初めてだし、私もメインの役を頂くのは初めてでしかも主役だったため、最初は収録に来るのが凄く怖くてプレッシャーに押しつぶされそうだったんです。あと最初、私は収録中にマイクの前で動き過ぎたため皆さんにご迷惑をおかけしてしまっていたのですが、そしたら「お前、収録中に凄く動くんだってな」といろんな場所でいろんな人から言われてとても恥ずかしく思いました(笑)。ですがとても温かく楽しい現場で助けられました。
合田 それは確かに。特にお兄様とか(笑)。
内田 後半お話がシリアスになってくると、だんだんガクトエルお兄ちゃんの変態があらわになってきて(笑)。収録の休憩時間に、ガクトエル役の日野さんがセクシーボイスで変なことを言ったり、リハーサルの時に変なことを言ったりしているんです(笑)。
合田 思わず笑ってしまうようなことをね(笑)。
内田 アスクールと真剣に話しているシーンなのに「早く私とチュッチュさせろ」とか(笑)。
合田 「キスすげー」とか(笑)。こういったリハーサルの時のアドリブが本当に面白くて、伝説に残るんじゃないかと思います(笑)。
内田 他の美青年キャラの男性陣もリハでは面白いことを言ってくれて、毎回楽しませてもらいました(笑)。
合田 でも、なんて言えばいいんでしょう…。これが私にとって初めてのアニメ作品だからというのもありますが、「終わってほしくない」という気持ちがとにかく大きくて、まさかここまで自分の中で大きな存在になると想像していなくて……。収録が終わって「もうク・フィーユで話すことがないんだ」と思うと……(涙)。
内田 うん、そうなんだよー(涙)。
合田 本当に終わったとは思えず変な感じがしていて、これからも毎週スタジオに足を運んじゃいそうだし、いつも全力で体当たりして取り組んで、全員で助け合って作ってきたのが『キディ・ガーランド』だと思うので……うーんメッセージとして上手くまとめられない……。お話を見直すと、前の話に張られている伏線に改めて気がつくこともあると思いますから。
内田 今後『キディ・ガーランド』の小説などが出ます(笑)。
合田 小説を読まないと解らないことも出てくるそうなので、いつまでも『キディ・ガーランド』を忘れないで、繰り返し見てください!
内田 今回アスクールを演じさせてもらうことになって、私の子供の頃からの夢や憧れが、一気に目の前にどかんと落っこちてきた気がします。初めての主人公役で、オープニングもエンディングも歌わせていただいて、ラジオもイベントもやらせていただいて、私の夢をたくさん叶えさせていただきました。その分、自分の未熟さに苦しむこともあったんですけど、それでも「自分がこうなりたい」と思うようなアスクールというキャラクターと、私がだんだん近くなっていった不思議な感覚がしています。半年間アスクールと一緒に生きてきたのに「終わっちゃう」と言われてもよく解らない感じです。イベントやラジオを通じて、見てくださった皆さんとの距離も近い作品だったと思いますし、きっと皆様の心の中にずっと残ってほしいです。「ぽっきゅ〜ん☆」のセリフも忘れないでください!(涙)


収録を終えた皆さん、本当にお疲れ様でした!


インタビュアー:桝谷 直俊

アニメNewtypeチャンネルでは「キディ・ガーランド」を全話配信中です。見逃した方やもう一度あの回がみたい方は是非ご利用ください!

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